【プロデュース101 Japan】ヒチョンくん番組辞退の謎・・・

プロデュース101 Japanに参加していたヒチョンくんが番組を降りたことが発表されました。

ヒチョンくんはHALOという韓国ボーイズグループで活動していたのですが、HALOの人気が低迷していたところで所属事務所との契約も切れ、プロデュース101 Japanで再デビューを目指していました。

「韓国にすべてを捨てて来た」「人生賭けて来ている」と言うヒチョンくんの言葉に並々ならぬ強い意志を感じました。

彼の本気さに感化され、日プ練習生の士気が高まり、多くの国民プロデューサーも胸を打たれました。

ヒチョンくんは私の11Pickにも入っていました。

そんな彼がなぜ番組を自ら降りたのか。

ネット上の意見では、誹謗中傷が原因だと言われています。

あと数週間でデビューメンバーが決まるというこの時期に番組を降りてしまうのですから、悪質コメントは壮絶なものと想像します。

私はネットの書き込みをそんなに求めて見ないので、どんな誹謗中傷があったのかよく知りません。

アベマTVで本国のプロデュース101を見ている時に「ヘイローの3人全員がデビューするのは阻止したい」「韓国人が3人もメンバーにいたら兵役どうするんだ」みたいなコメントは何度か見ましたが・・・

阻止したいと言っても、ヘイローの3人がビジュアル・ダンス・歌の総合点が高いのは事実であり、彼らより総合点が高い日本人練習生がほとんどいないのだから仕方ないのでは...?

むしろ、彼らにレベルを底上げしてもらって感謝すべきじゃないかと。

兵役についても、例えばメンバーが5人しかいなくて3人同時に兵役というなら相当の支障でしょうが、デビューメンバーは11人もいるのです。

それに3人年齢は24歳、25歳、26歳なので3人同時に兵役に行くとは限らない。

 

ヒチョンくんの順位は10位➡6位➡4位➡4位➡6位➡5位と長らくデビュー圏内を維持していましたが、辞退発表の直前の順位発表で14位になってしまいました。

14位といえども、まだまだデビューを十分狙える順位ですが、デビュー圏から外れたことで忍耐とやる気の糸が切れてしまったのでしょうか。

ヒチョンくんには降りてほしくなかったし、再デビューを目指す意志がまだあるなら悪質コメントがあっても降りるべきではなかったと思います。

 

芸能の世界にいる以上、「チャンスを捨てて途中で降板した」というレッテルが一生つきまとうと思うからです。

今までのプロデュース101シリーズでも練習生がネットの誹謗中傷に悩むシーンがたくさんありました。

彼らはなぜそんなに悪質なコメントを目にしてしまうのか、不思議に思うほどコメントに悩む練習生が多い。

シーズン2で初回センターに抜擢されたデフィくんなどは、最初から最後まで顔や性格についての誹謗中傷あったようです。

才能があり目立つが故の災難。

しかも彼は17歳でした(韓国は数え年なので日本年齢で16歳か)。

デフィ少年は「初回センターが落ちてはならない」というプレッシャーにもずっと耐え続け、見事デビューを勝ち取りました。

韓国アイドルは全てにおいて完璧を求められ、そうでない場合は誹謗中傷の標的となる厳しい世界。

ヒチョンくんはそんな韓国を離れ、再デビューを夢見た日本。

しかし日本も韓国と同じと分かり、失望して帰国したのかもしれません。

 

大人とは、裏切られた青年の姿である

太宰治